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これまでのOfficeに比べ、Office 2016はチームワークにおいて大いに向上しています 目次


  • 1 メリット

  • 2 デメリット

  • 3 今回のOffice 2016もこの傾向を突破していません。

  • 4 核心はチークワークにあります

  • 5 サブスクリプションのプロモーション

  • 6 未来への展望
メリット
  • いつものOfficeです!Officeを愛用・常用している方は、すぐにOffice 2016に慣れるはずです。
  • SwayはOfficeセットにおける将来性の最も高いアプリです。
  • OutlookのClutter機能は絶賛を博しています。この機能を通じてメールを整然と整理できます。
デメリット
  • いつものOfficeです。その分、Officeが嫌いだったら、Office 2016も嫌いになるのでしょう。

Officeは今年で25歳になります。実はOfficeに含まれる一部のアプリのほうは「年上」ですが、マイクロソフト社は1990年以降、初めてのOfficeセットの販売を始めたのです。最初のOfficeセットはWord 1.1、Excel 2及びPowerPoint 2の3つのアプリを含みます。マイクロソフト社の特有なバージョン命名法からすれば、今年発表されたOffice 2016は第16.0のバージョンです。


Office 2013及びそれ以前のバージョンに比べ、Office 2016は極めて高度な識別性を有します。Office 2016セットに含まれる全てのアプリは、それぞれの専用色に設定されています(一方、Outlookのタイトルバーは相変わらず青です。マイクロソフト社は何らかの理由で金色のOutlookという設定を取り消したようです)。配色は選択可能なオプションであり、派手すぎると思う場合、このような配色スタイルをオフにすることができます。オフにした後、Office 2016の見た目はOffice 2013とよく似ています。

デスクトップの事務用ソフトとして、これまでOfficeはあまり変わっていません。office 2007になってから、初めてマイクロソフト社はインターフェイスを大幅に調整し、リボン・インターフェイス(Ribbon Interface)を導入しました。Office 2010において、マイクロソフト社はアプリの保存、開きとプリント等のステップに「バッググラウンド・ビュー」(Backstage View) 機能を追加しています。しかし、リボン・インターフェイスは、アプリの基本的構造及びセット内の各アプリ間の交互作業モードを改善していません。テキスト、スプレッドシート、プレゼンテーション、メール及びスケジュールの作成用のこのソフトは、だいぶ前のLotus Improv時代からずっと実質的に変化していないと考えられます。少なくとも、Lotus Improvからのグリッドモードは今でも使用されています。

今回のOffice 2016もこの傾向を突破していません。

Office 2016は一部の細部において進化しています。例えば新アプリの機能エリアに「何をされますか?」のテキストボックスがあり、このテキストボックスは機能エリア内の検索ツールに当たり、使いたい機能を検索することができます。残念ながら、各機能の通常位置を提示してくれません。毎回検索しなおすしかありません。類似した問題点はOffice 2007にも存在します。しかし、8年も過ぎてほとんどのユーザはOfficeの常用機能キーの位置を熟知しているはずです。当然、この新機能はユーザに受け入れられないわけではなく、Officeの機能向上にも繋がっています。しかし、不思議なことに、なぜマイクロソフト社はこんなに長い時間をかけてこんな機能を開発したのでしょうか。類似した効果を実現できるプラグイン・アプリが多いし、一部のプラグイン・アプリがメーカにより開発されているし。


また、アプリには「オンリー検索」という機能が付いています。ファイルから選ばれた語彙をBingにより検索してくれます。この機能は選ばれた語彙以外の内容を参考にするため、検索結果はそのままウェブサイトで検索するより精度が高いのです。例えば、カーボン14同位体(Carbon-14)の英語記事から「Dating」という語彙を検索すれば、検索結果はカーボン年代測定法(carbon dating)関連の内容になり、「eHarmony」などの見合いサイトからの内容ではありません。


Office 2016では、マイクロソフト社はExcelに新しいチャート・テンプレートを追加しているが、チャートのアウトプット・ツールは相変わらず欠如しています。

更に、Outlookの添付ファイルのボタンに、最近使用したOfficeファイルを含むメニューが追加されています。この変更により、ユーザはより簡単にファイルをメールに添付することができます。新しいOutlookは、ファイルを送信するか、それともリンクを送信するかの判断基準を整えています。最近使用記録のあるOfficeファイルがOneDrive、企業バージョンのOneDrive及びSharePointに保存されていれば、ファイルはリンクの形で送信されます。新しいOutlookは(リンク形式のファイルを含む)編集可能性の設定も可能で、Outlookで簡単にファイルをリードオンリー或いは編集可能モードに設定できます。新しいOutlookの添付ファイルメニューの設定が未曽有のレベルに達しているとマイクロソフト社は発表しました。即ち、ファイルのリンクのみを送信することが実現され、ファイルサイズの制限がなくなります。メールでファイルをシェアする形は、長い間システム管理人を悩ませています。ファイルサーバーを通じてシェアする形に比べ、このような方式はかなり時間がかかり、容量管理にも不利です。しかし、利便性の面から言えば、メールでファイルをシェアする方式は常にユーザのファーストチョイスに当たります。

マイクロソフト社はOfficeセットの一連の問題を根本的に解決していないとはいえ、Outlook 2016に対する改善が非常に目立ちます。

Office 365(及び次のバージョンのExchange)のもとで使用するOutlookには、「Clutter」という迷惑メールフィルターが付いています。 Clutterは低い優先順位の一括送信及びPR宣伝などのメールを「Clutter」という独立したフォルダーに入れます。Clutterはフォルダー中のメールを日単位で整理し、また当日の整理結果を送信してくれます。Clutterはユーザの操作履歴により、セルフ判断を修正します。実は、ここ数ヶ月の試用体験から言えば、その判断尺度がやや保守的だが、パフォーマンスがかなり高かったと思います。

AccessとPublisherもOffice 2016に含まれています。この2つのアプリはあまり変わっていません。マイクロソフト社はこの2つのアプリのデザインを変えたのみで、長い間非難されている欠陥を実質的に改善していません。

ソフトの核心的機能の体験から言えば、Office 2016とOffice 2013は大差がなく、Office 2016は一部の細部において最適化されています。新しいOffice 2016では、32ビットと64ビットバージョンは対等になっています。これまで、大容量ファイルを扱わない限り、32ビットバージョンを使ったほうが良いと考えられています。しかし、今や2つのバージョンから自由に選択できる以外、64ビットバージョンのOfficeが大容量ファイルの編集に向き、セキュリティも向上していると人々の考え方も変わっています。office 2016では使いたい機能を検索しやすくなっているが、これらのメリットはその実質的な向上ではありません。

核心はチークワークにあります

マイクロソフト社はOffice 2016を重量級商品とし、その自信は核心的機能或いはインターフェイスの多大な向上ではなく、チームワークにあります。正直、これも新鮮味のない話です。Office 2013発売当時、マイクロソフト社は似たようなアピールをもしていましたから。

Office 2016では、Wordのチームワーク機能が向上しています。Office 2013は、同一ファイルに対する複数ユーザの同時編集に対応しているが、ユーザ間の交流機能が整っていませんでした。その他ユーザに自分がどの部分を修正したかを通知する場合、変更した内容を保存してからその他ユーザにファイルをリフレッシュするように通知する必要があります。こうして修正した内容が表示されます。Word 2016はこのような保存やリフレッシュのステップを飛ばし、修正した部分がファイルに即時表示されます。市販のブラウザに基づくチームワーク編集ツールに比べ、まだ向上の余地があるが、この進化はユーザに大きなメリットをもたらします。試用を通じ、Word 2016がユーザに編集された段落をロックするため、それぞれのユーザがそれぞれの段落でのみチームワークできることがわかりました。このような設定は、Etherpadなどのチームワーク編集ツールとは鮮明なコントラストになっています。現在、運営停止したEtherpadは、ファイルの同じ部分に対する複数ユーザの同時編集に対応します。


Office 2016では、チームワークのインターフェイスも大いに改善されています。新しいWord、ExcelとPowerPointには、便利なシェアボタンが付いています。更に、企業バージョンのSkypeも導入されており、チームワーカーはいつでも音声或いはカメラで交流できます。

インターフェイスが改善されているが、マイクロソフト社はPowerPointとExcelのチームワーク機能を全く向上させていません。これからPowerPointとExcelにもチームワーク機能を導入する予定だとマイクロソフト社は発表しています(実は、ブラウザに基づくExcel向けのチームワーク・ツールもあります)。上述最適化の完成時間が不明だが、Office 2019の発売までに改善されるそうです。少なくともOffice 365ユーザは待ち焦がれることがありません。

サブスクリプションのプロモーション

疑いなく、これもOffice 2013と似たようなプロモーションです。Officeライセンスを取得したOffice 365サブスクリプション契約ユーザは、Officeの特别バージョン——Office ProPlusを利用できます。永続ライセンスの通常バージョンと異なり、マイクロソフト社は定期的にOffice ProPlusをバージョンアップしています。2013のOffice ProPlusは、もともと管理人或いはエンドユーザのみ向けの新機能をたくさん追加しています。Office ProPlus 2016では、マイクロソフト社は新機能の開発に更なる力を入れています。機能の更新がわかりやすいように、Office ProPlus 2016 のインターフェイスには新機能ガイド要素も入っています。更に、マイクロソフト社はWindows 10と似ている特別バージョンを出す予定です。そのバージョンでは、主流操作向けの「現在のブランチ」を設置し、このブランチを通じ、システムがすぐに修復或いは最新機能を取得することができます。企業バージョンの「現在のブランチ」はすぐに修復を取得できるが、機能の更新は3ヶ月遅延します。

PowerPointとExcel の協同性改善は、特別バージョンのシステムを対象に、優先的にバージョンアップする可能性が大きいです。

マイクロソフト社は永続ライセンスを購入したユーザを常に重視しています。一方、Office 365のサブスクリプション契約ユーザにも、Clutter及びチームワーク機能の優先的バージョンアップなどのプラスバリューを提供しています。


サブスクリプションのプラスバリューはOutlookの新しいグループ機能からも窺えます。Office 365のグループ機能をもとに、Outlookユーザは一時的なユーザ・グループを作ることができます。交流を促進するため、グループ内では共有の受信箱(返事がそれぞれ情報の底部に表示されるため、この機能はメールというより、チャットみたいです)、共有のカレンダー、共有のOneDrive保存容量及び共有のOneNoteを利用することが可能です。従来のExchangeのメール一括送信及びカレンダー共有機能と異なり、全てのエンドユーザはグループを作れ、管理人の参与を必要としません。これは真新しい機能です。

Office 365は3つの新しいアプリを含み、そのうちDelveとSwayは数ヶ月前からリリースされていたが、Plannerは相変わらずプレビューしかできません。

「Planner」という想像力ゼロの命名からすれば、計画用アプリに決まっています。このアプリにより、計画を立て、タスク期限を設定し、完成状況を追跡し、タスクを他人に割り当ててその完成状況を確認することができます。マイクロソフト社はメールを受送信するアプリを作るだけではなく、Projectのガントチャート(Gantt charts)に近いアプリに仕上げる予定です。このベーシックアプリは実用性が高いですが、相対的な独立状態にあります。PlannerはOutlookの処理待ち事項リストと統合されておらず、マイクロソフト社が最近購入したWunderlistとも統合されていません。このような統合は、Plannerが既存ワークプロセス或いは実践と更に結び付くように促進します。


Delveの機能の意味がよくわかりません。マイクロソフト社はDelveをOffice Graph(Office Graphとは、企業の従業員、グループ及び仕事関連ファイルの相互関係のことを指す)を使用できるツールに仕上げたいと考えています。アルゴリズムにより、興味を持つ可能性のある内容を示してくれます。例えば、チーム中のメンバーが編集しているファイルを閲覧することができます。しかし、ファイル構造を核心としない企業にとって、このアプリはあまり価値がないように見えますが。

未来への展望

この3つの新しいアプリにおいて、最も重要な意義を持つのはSwayです。Swayはプレゼンテーション用のアプリです。多くの読者は驚いているのでしょう。実際に体験してみたら、Swayのパフォーマンスがかなり高かったです。このアプリはプレゼンテーションの内容をシャッフルすることが可能です。swayファイルを作成するには、「ストーリーのシナリオ」を作成する必要があります。テキスト、画像、アイコン及び映像などの素材を好きな構造と順序で組合せ、そして好きなデザイン(フォントとカラーなど)及びプレゼンテーション・スタイル(連続フローにするか、ページ順にするか)を選択します。Swayは上述の選択肢と基準によりデザインを仕上げてくれます。できたデザインが気に入らなければ、「remix」(再組み合わせ)ボタンをクリックして新しいデザインに変更することも可能です。


簡単な機能と編集オプションに制限され、Swayにはまだ大部分の会議室を「占領」する実力がありません。例えば、Swayでデザインを生成した後、その生成した設計を調整することができません。まだ後続の開発が必要ですね。高く評価されるべき点として、SwayはOfficeセットにおける将来性の最も高いアプリとのことです。Swayのストリーはインターラクティブ方式です。一枚一枚の独立したスライドではなく、ストリーは連続フローの形で表示されます。Swayはウェブページに依存します。その存在形式はURLリンクであり、実在のファイルではありません(Windows 10とiOSにもSwayがあるが、その内容もURLの形で表示されます)。それで、Swayは共有の特性に優れ、この点はPowerPointを超えていると言えます。